【渡部整経】西陣織の工房見学まとめ!縁の下の力持ち役

美しい西陣織はどんな風に作られるのでしょうか?いくつもの工程に分かれていて、それぞれ専門の工房が業務を行っていますよ。本日はそんな工房の1つである渡部整経さんを見学しました。

 工房ルポ

「整経(せいけい)」とは、染められた糸を必要な長さと本数に揃えるお仕事のことです。西陣織を織る前の工程を行っている工房です。

西陣織は先染めで、このように染められた糸が工房に届けられます。長さはさまざまですが、主流は1メートル27センチで4000巻きです。1本の糸にすると5080メートルの長さになるそうです。

織り屋の指示に沿って作業が行われます。西陣織の糸は非常にデリケートで、生産地の天候や収穫時期、環境などによっても性質が違ってくるそうです。

このような糸巻きを次々に作っていきます。機械で作業を行う前の下作業です。

作られた糸巻きです。工房のいたるところに並んでいます。

作業中の糸が見えるでしょうか?西陣織の糸は蜘蛛の糸のような極細糸で、よく見ないと見えないほど細いです。

この機械で糸の長さと本数を整えていきます。一周の長さは4メートル50センチです。このお仕事は少し前までは経験と勘が大きなウエイトを占めていたそうです。現在はデジタル化が進んでいます。

先ほどの糸巻きの糸がこうなっていきます。工房の従業員数は9名で、京都の職人に憧れて地方から入社された方もいましたよ。一人前になるのに7~10数年かかるそうです。

使い終わった糸巻きの芯です。無事に作業が終わった証ですね。西陣織の糸は本当にデリケートで、作業工程では静電気が発生しやすいため、糸に静電気防止剤が混ぜられて届くそうです。その量のさじ加減も難しいのだとか。

完成品です。色見本が付けられていて、ラベルには詳細が書かれています。これが次の工房で西陣織に織られていくのですね!

工房の作業が西陣織の出来具合を左右すると言っても過言ではなく、例えばたった1本の糸が切れていただけでも商品にならないそうです。B級品でなく廃物になるそうですよ。蜘蛛の糸のように細い糸ですから、大変なお仕事です。

渡部整経さんでは常時見学が行われています。修学旅行生のグループ見学が多いそうですが、一般も勿論OK。 見学は電話で1週間前までに予約します。人数は1~12名くらいまでです。

 まとめ

いかがでしたか?工房には極細糸があちこちに張られてあって、見学も慎重になりましたよ。でも、とても見応えがあって良い体験でした。無料で交通も便利なので、機会があったらぜひ行って見てください。西陣織が身近なモノに感じられるでしょう。

 基本情報

社名  有限会社 渡部整経

電話  075-451-7172

定休  第2土曜日、日祝

住所  京都市上京区御三軒町27-1

アクセス  地下鉄:今出川駅から徒歩5分




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